猫と尿結石（2） 2010-07-21-Wed 03:23

猫と尿結石（2）

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ただ、倒れていただけではありません。

その日は大雨でしたので、雨に打たれたまま倒れていたのです。

ちょうど家の門から、あと3メートルくらいといったところでしょうか？

もしかしたら、もう少しで家だ。あそこまで頑張ろう、と思いながら必死で歩いて来たのかもしれません。

わたしは正直、恐くて近寄れませんでした。

現実を知ることが恐かったのです。

うちの親が代わりに猫の様子を見て、すでに引き取っていたことを教えてくれました。

わたしが、おこづかいのために手伝いに行かなかったら。家にいてあげたなら。

後悔ばかりがなだれのように押し寄せ、悲しみの日々がしばらく続きました。

そして、しばらく経ち、わたしの親が、猫を墓に入れる前に動物病院に相談しに行ったときに、なんらかのきっかけで動物病院の先生が、猫がそういうふうになってしまった原因を知ったみたいなのです。

その先生が教えてくれた原因とは、おしっこに石がつまってしまい、おしっこから出なければいけない毒素が体の中を回ってしまう、尿結石という病気だったということです。

そして、その尿結石を作ってしまう、もっとも考えられる原因はキャットフードにあったようなのです。

でも、このことは何年も経った後に知ったことで、このことによって悲しい思いがまた繰り返されるとは、そのときは思いませんでした。

猫の便秘

猫と尿結石（1） 2010-07-20-Tue 05:07

猫と尿結石（1）

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猫の便秘とは少しだけ話がずれるのですが、猫の便秘を考える上でキャットフードのことについて書きたいと思います。

わたしが初めて猫を飼ったのは小学校2年のとき。外で自由に放し飼いにしていました。

近所からも評判な可愛い猫でした。

小学校5年の春休み、わたしは親の仕事を手伝いに家とは少し離れたところにあるお店にいました。

お店のお手伝いをすると500円のおこずかいがもらえたのです。春休み中、そこでお手伝いをして過ごしたのですが、春休みも終わりに近付いたある日の夕方、わたしの家の近所に住むおばさんからお店に電話がありました。

どうやら猫の様子がおかしいことを知らせてくれたようです。

周りの人達にかわいがられ、そして外を自由に歩いていた猫でしたから、きっと様子がおかしくなった猫を見て、電話してくれたのだと思います。

もう、正直、ピンと来るものがあって、やな予感がしたのです。

すぐ親に言って家へ帰りました。

すると、わたしは犬も飼っていたのですが、その犬が門の外に向かってずっと吠えているのです。

わたしたちのことにも気付かないようで、ずっと必死に何かを訴えるように吠え続けていました。

そしてその吠えている矛先を見ると、わたしたちの愛する猫が倒れていたのです。

猫の便秘